香炉のお手入れ方法について
2025.01.15
香炉はお香を炊く際に使用する仏具で、お線香を立てたり、焼香をしたりする時に用いられます。
仏壇・墓にも使われる香炉ですが、どのような方法でお手入れをすればよいのでしょうか。
今回は、香炉のお手入れ方法について解説します。
▼香炉のお手入れ方法
■灰から燃え残りを取り除く
香炉には、必ず「香炉灰」と呼ばれる灰を入れて使用します。
この香炉灰の中には、線香の燃え残りや燃えカスがたまっているため、取り除かなくてはなりません。
箸やピンセットを使い、香炉灰の中から燃え残りを丁寧に取り除きましょう。
■香炉を洗う
燃え残りを取り除いたら、香炉の中からいったん灰を取り出して、香炉を水洗いします。
洗う時のポイントは、金属製のたわしや研磨スポンジを使用しないことです。
これらを使って香炉を洗うと、傷がついたり色が落ちたりすることがあります。
水で流せば汚れは落ちますので、しっかりと水気を拭き取って完全に乾かしましょう。
■香炉灰を戻す
香炉が乾いたら、灰ふるい器や茶こしを使ってふるいながら、再び灰を香炉に戻します。
灰の中に空気を含ませるような感じで、ふんわりと入れていくのがポイントです。
香炉の上まで入ったら、表面の灰が平らになるように仕上げましょう。
▼まとめ
香炉は「灰から燃え残りを取り除く」「香炉を洗う」「香炉灰を戻す」の順に行うお手入れ方法がおすすめです。
定期的に香炉を使っている場合は、こまめにお手入れをするのがよいでしょう。
福島の『株式会社 菊川屋』では、さまざまな仏具を取り扱っております。
香炉もございますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。