数珠のつくりの名称について
2025.04.15
数珠をよく見ると、大きさや色が異なる玉が使われているのに気づくでしょう。
また、房がついており、さまざまな色のバリエーションもあります。
そこで今回は、数珠のつくりの名称について詳しく解説します。
▼数珠のつくりの名称
■親玉
数珠の中で最も大きく、中心的な位置にあるのが「親玉(おやだま)」です。
片手数珠には1つ、本式数珠には2つあり、どちらも阿弥陀仏如来あるいは釈迦如来を表しています。
■主玉
数珠の中で最も数が多いのは「主玉(おもだま)」で、本式数珠では人の煩悩と同じ108個が使われています。
片手数珠の場合は、性別やサイズによって個数が異なり、さまざまな大きさに仕上げられているのが特徴です。
■天玉
主玉の間に挟まれた小さな玉を「天玉(てんだま)」と呼びます。
四天王・四菩薩を象徴している玉ですが、片手数珠では2つに省略されています。
2連の本式数珠には4つの天玉が使われていますので、四天王と四菩薩をきちんと表したい場合は、本式数珠を選ぶとよいでしょう。
■房
親玉につながっているのが「房(ふさ)」で、宗派によって形状や色が異なるのが特徴です。
主な形としては「梵天(ぼんてん)房」や「紐房」があり、絹100%の正絹もあります。
▼まとめ
数珠はさまざまなパーツからできており、それぞれのつくりに名称がついています。
中心となるのは親玉で、最も数が多いのが主玉、正式な数は4つの天玉です。
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